SR400→522スープアップとOH 其2
えー・・・前回の続きです。
と言いましても随分前のことですが。
清掃や各部チェックを済ませてクランクを組み立てます。
新品クランクは気持ちがいいものです。
ボーリング、ホーニング済みのシリンダー。
歪みが出ないように時間を置いてから神経質なくらいに計測します。
ピストンはそこそこコンプなワイセコ89mm。
WPCなどをします。
リングも表面処理します。
リングに関してはWPC、DLCを組み合わせます。
これは様々な意見を聞き、私の独自見解で処理しています。
私自身が最初から最後まで組んだエンジンでお客様に走行してもらい、また私がOHする。
これを繰り返すことでチューン車のクセがわかってきます。
しかしながら未だ解決に至っていないところもありまだまだ勉強が必要なようです。
バルブシートカットとラッピング。
これも実は全て同じではなくエンジンの仕様によって勝手に変えてあります。
効果はどうでしょうか。
こういったことは0.1PSアップでも成功といえます。
まずこれには耐久性に変わりがないことが重要です。
細かい積み重ねで0.1PSアップネタを10個仕込んだとしましょう。
それで1PSアップ。
非力なシングルエンジンにとってこの1PSは同排気量エンジンとの差別化に十分と言っていいでしょう。
バルブスプリングはノーマルです。
へたりがあってはダメですので計測後取り付けます。
カムはヨシムラST1。
ロッカーもWPC。
カムチェーンも新品です。
綺麗にした小物がアクセントになります。
完成しました。
慣らし運転頑張っていただこうと思います。
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