SR400エンジンのフルOH 其2
SR400エンジンのフルOH 其1 続きです。
洗浄を済ませていよいよ組んでいきます。
クランクはシャフト部が少し痩せていたので中古の良品と交換します。
400のクランクですが芯出しをおこない最善の方法で組み立てます。
ミッションは一部のギア、シフトフォークを交換しました。
SRは比較的強いようですが使用方法によっては著しく摩耗する場合もあり注意が必要です。
シリンダーはスリーブを製作。
必要に応じて面研をおこないます。
冷却後は寸法が変化しますので何回も繰り返しチェックし仕上げていきます。
部品を新品に交換することがOHではなくて、最善の組み方をすることがOHの定義です。
すいません、この定義は一般ではなく私の定義です。
純正部品を、DLC,WPC,TAFFLAT処理。
WPCは残留メディアがあります。
シリンダーと一緒に超音波洗浄して取り除きます。
ピストンの組み付け。
スタッドボルトも取り付けます。
痩せたバルブは交換します。
シートカットをおこない当たり幅も規定値以内に仕上げます。
ガイドも交換します。
カムチェーン、スプロケットも全て新品に交換します。
テンショナーやガイドも交換しましたので、カムチェーン周りは全て新品になりました。
キックインジケーターのカバーを新品に交換します。
窓からオイルが漏れてきますので定期的に交換が必要です。
ヘッドが組みあがりました。
車体に載せた後、クラッチを組み立てます。
いつもならここで作業は終わりですが今回は少し続きます。
ノーマルのフライホイールを軽量化します。
痩せすぎは禁物です。
160g軽量化。
慣らし中ですので回すことはできませんが、試乗した感じでは軽く回る感じがありました。
軽くしすぎると乗りにくいのですがこれくらいならレスポンスがよくなったと勘違いできるくらいではないでしょうか。
それでは今回のOHはこれで終了です。
慣らし頑張ってください。
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