XT600 エンジン腰上のOHと塗装 其1
珍しいXT600。
異国からお持ち帰りされたようです。
レストアのお手伝いをすることになりました。
まずエンジンの腰上をOHしたいと思います。
このオートバイ知らない方も多いと思います。
エンジンはSRX600と型式は違いますが同じです。
SRX600は96×84で608ccに対しXT600は95×84で595cc
ストロークがSR500と同じ84mmなので排気量が馴染み深いです。
SRが小さく感じるビッグボア。
シリンダーはピカピカ、リングもピカピカです。
元々黒かったであろうエンジンは見事にシルバーになっています。
この部分欲しいと思う人、はーい。
ピストンは0.5オーバーサイズが入っていました。
SRXの96mmを入れようと思ったのですが手に入りません。
ワイセコなどは色々種類がありますが、今回はあくまでもOHということで社外のピストンは使わないことにしました。
シートカットなどもしますのでヘッドも分解します。
スリーブは油がまわっています。
Oリングがあってもここからオイルが抜けることがSRX同様にありますので、スリーブは新たに製作します。
また組み立ての時にでも説明します。
洗浄をして乾燥させます。
古いガスケットはマスキングに使用します。
ブラストで下地をつくります。
今回はセラコートです。
いい質感で見違えます。鈍く輝くブラックが何とも言えません。
続きます。
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