SR500から522 OHとスープアップ
今回はエンジンのOHとスープアップです。
メインは塗装ですが同時にOHとスープアップを行います。
クランクケースはセラコート。
シリンダー、ビッグフィン化されたシリンダーヘッドもセラコート。
フィンは削り出してバフ仕上げです。
カバー類は艶消しのブラックっぽいですが・・・。
よく見るとリンクルです。
リンクルには種類がありますがこれはパウダーコートのリンクルです。
ベアリングを圧入します。
ミッションとクランクの組み込み。
年式が新しく部品は綺麗ですが、一部摩耗がありましたので交換。
ミッションの部品が摩耗するとシフトが入りにくくなることがあります。
ここで問題なのはミッション側に問題がなくシフトに問題がある場合です。
ミッションの摩耗→シフトが入りにくい。
シフトが入りにくい→ミッションの摩耗。
このように実は因果が逆の場合があり要注意です。
日常の整備が大切になっていきます。
ピストンはワイセコを使います。
89mmの522ccです。
ボーリングしたシリンダー、ピストンはまとめて超音波で洗浄します。
ヘッドガスケットは積層タイプのガスケットを使用します。
純正もこのタイプです。
バルブ研磨、シートカット、ポートを清掃しヘッドを組み立てます。
カムシャフトはST1。
フレームにエンジンを載せた後、しっかりとエア抜きをしてから始動します。
これでおしまいです。
慣らし頑張って下さい。
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