シャリ― フルレストア その後

少し前にシャリーのレストアを紹介しました。

色々と続きがあって記録の為にも記事にしたいと思います。

 

 

 

エンジンは88cc。

キャブレターはノーマル。

マフラーもノーマル。

ここだけ聞くとノーマルの外観にこだわりがありそうですがそうではありません。

【なんとなく】ただそれだけです。

 

キャブレターを交換しなかったのはアクセルケーブルの問題があります。

初期型シャリーのアクセルは特殊でスロットルボディがありません。

そういったところを気に入ってレストアしたのに交換してケーブルを変えるのはちょっと・・・。

さらに問題なのがシャリーはキャブレターを交換すると入るスペースが限られているためボディからキャブレターが飛び出すんです。

それもちょっと・・・。

 

 

キャブレターを交換しないとなるとセッティングするしかありません。

88ccですのでとりあえず20番程メインジェットを上げてスタート。

濃すぎて走らないので少しずつ下げて薄くしますが結局ノーマルのメインジェットでも濃いことがわかりました。

これはエンジンの圧縮が上がったことにより吸入負圧が増え以前よりもガソリンを吸い出す量が増えたことが原因です。

そこでノーマルより小さいメインジェットを注文し取り付けましたが一番小さくしてもまだ濃い状態です。

マニホールドをフライスで加工し少しでも吸入速度を変えようとしますがドンピシャにならず・・・。

ファンネルも製作しましたが・・・。

 

 

 

こうなればキャブレターのセッティングに合わせて他を薄くするしか方法がありません。

マフラーを交換ではなく加工します。

スチールパイプを曲げ、サイレンサー部分に規則的に穴をあけます。

 

 

サイレンサーはSRのエキパイで使用しているステンレスパイプを加工しました。

蓋もステンレスで製作します。

 

 

 

出来上がったのがこれです。

見た目はノーマルですがよく見ると・・・。

 

 

何かくっついてます。

 

 

始動すると明らかに調子が違います。

濃い症状はゼロに近くなりました。

力強く走ることに感動し興奮もつかの間、アイドリングの調子が悪いことに気付くのです。

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 フェンダーのパウダーコート他

今回は裏が錆びたSR400の純正フェンダーをパウダーコートと防錆処理をしたいと思います。

From Fukui-ken

 

 

以前にエンジンのカバーなどもパウダーコートした綺麗なSR400です。

 

 

 

トップブリッジもパウダーコートしますが塗るより外す方が大変です。

 

 

外したフェンダー。

裏を錆びないように保つのは大変です。

 

 

ブラストで錆を落とし、時間を置かずすぐにパウダーコートします。

 

 

仕上がりはマットブラックです。

配線のホルダーも下地を残さないように丁寧に処理します。

 

 

 

完成後のトップブリッジ。

 

 

フェンダー。

 

 

フロントはほとんど見えません。

 

 

様々な好みに対応できるように頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR500 エンジンのOHとボアアップ 其の1

今回の作業紹介はSR500のエンジンのOHです。

From Miyagi-ken

 

既に分解したところから失礼します・・・。

 

 

カムシャフトとロッカーアームは焼けています。

 

 

 

ヘッドが焼けるのは主にオイル不足が原因です。

オイルが入っていても焼けることがあり、その場合はオイルの循環に問題がある場合があります。

エンジンの内部でオイル漏れを起こし適正な圧力がかからずトラブルになります。

見た目では全く分からないのでOHの際は注意して作業します。

 

 

オイルポンプのオイルシールは2枚あります。

ドライバーなどでこじるとアルミのボディに傷が入りますのでプーラーで引き抜きます。

 

 

取り付けは専用に製作した工具を使用してプレスで圧入します。

適当に交換すると意味がないどころかトラブルになります。

 

 

オイルポンプ内側のカバーボルトは外すのに苦労する場合が多いですが、ガスケットを交換するために外して面出しと、ボルト穴の清掃をします。

 

 

 

ケースを清掃して新しいベアリングを圧入します。

 

 

 

腰下が組み上がりました。

ケースカバーのオイルシールにも注意しないとフレームのオイルがエンジンに落ちてしまいます。

その場合始動時にスカベンジングポンプがフレームにオイルを戻すまでフィードポンプがヘッドに圧送できませんのでダメージが残ります。

大切なのはオイルラインを増やすようなことではなく、適切な圧力のオイルラインを保つことにあるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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