SR400 エンジンOH

今回はチューニングなしのエンジンOHです。

これからも長くSRと一緒に歩めるように精一杯組みたいと思います。

 

 

 

分解後、計測から始まります。

メニューを決めるのに大切な作業です。

 

 

 

今はしっかり動いていて問題のないミッションですが使えません。

ここでしっかりと見極めておかないと何のためのOHかわからなくなります。

元々中古ですからよくある事です。

 

 

 

何も変わっていないように見えますが、すっかり良くなったミッションを組み込みます。

今回このエンジンはクランクも使用限度を超えており交換となりました。

 

 

 

 

 

 

ボアを拡大しないということはスリーブを製作しないといけません。

熟成されたターカロイ鋳鉄製スリーブ。

 

 

超音波洗浄します。

 

 

ピストンは純正です。

 

 

 

 

 

このシリンダーヘッド、マニホールドの取り付けが怪しくてよく見るとスチールが入っています。

アルミのネジ穴が使えなくなってスチール材で直したのかもしれませんが、それもナメてお手上げ状態。

 

 

 

取り除くとこのような状態です。ううむ・・・。

 

 

シリンダーヘッドはアルミですからアルミで直します。

 

 

 

続きです。

 

 

 

 

腰下の残した部分、クラッチなどを組みます。

錆が多いプレートは全て交換します。

 

 

 

 

作業はこれで終わりです。

なかなか使い込まれたエンジンでしたがしっかりとOHできました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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よみがえれSR VOL.3

続きとなります。

よみがえれSR VOL.2

 

 

 

このSRは最終的にオールブラック仕様になります。

当然エンジンもブラックになるわけですが、そのためには全て分解しなければなりません。

ブラックにするために分解する・・・贅沢なお話です。

 

ついでに・・・? OHをするので安心して乗ることができます。

 

 

 

 

クランクケース、腰上はセラコートブラック。

カバー類はパウダーコートです。

 

 

 

フェンダーはステンレスで製作します。

 

 

 

エンジンを始動したいところですが、その前にメインハーネスを作りたいと思います。

手間はかかりますが製作するのが一番スッキリします。

 

 

 

ヘッドライトケースが小さいため、配線を収納することができません。

その場合タンクの下に隠すことが一般的ですが、フレームを覆わないタンクを取り付けますので配線を隠すことができません。

そこでシート下を配線の収納場所にします。

アルミ材でシート下のプレートを製作しました。

 

 

 

お決まりのミニスイッチの配線も、

 

 

 

ハンドルの中を通して、

 

 

 

途中で繋ぐことなくここまで一本で引き、カプラー接続します。

トラブルのリスクをできるだけ減らすためです。

 

 

 

最後はこのように蓋をして配線を隠します。

 

 

 

形が決まったところでフェンダーや電装プレート、その他もろもろパウダーコートします。

 

 

 

 

取り付けます。

外装はマットブラックで仕上げていきたいと思います。

 

 

 

ライトステーもいい位置になるように製作しました。

 

 

 

ライトケースの中の配線は少しだけにしますが、スイッチを工夫して取り付けます。

 

 

配線はまだもう少しかかりそうです。

 

 

 

 

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