SR400から522へ スープアップとOH

今回はSR400のエンジンOHの作業を紹介したいと思います。

更に522ccへスープアップもします。

スープアップはOHが前提の作業となりますのでしっかりと組んでいきたいと思います。

 

 

2001年式SR400。

ドラム型が生産終了となりディスクモデルとして発売された最初のモデルです。

このころはTPSやイモビライザーの装着もなく、シリンダーやヘッドカバーにも塗装がされていません。

ドラム型の面影をほんの少しだけ残しているモデルといえます。

 

 

エンジン分解後、部品は分けて計測したり清掃したりします。

ここから部品注文、加工内容を決めていきます。

 

 

 

 

ボルト穴はブローだけでは綺麗に清掃できません。

毎回のことですが一つずつ清掃します。

写真にあるオイルポンプの裏側カバーの4本ボルトはエンジンの中でも手強いボルトです。

ガスケットがあるため必ず外しますが苦戦する場合があります。

 

 

 

ベアリングはプレスで圧入します。

それぞれのベアリングに合ったインストーラーを使用しますので正確に圧入することができます。

 

 

 

ミッションは良好ですのでそのまま使用します。

 

 

 

使用するピストンはバリ取りなどを済ませて、シリンダーと同時に超音波で洗浄します。

 

 

 

ピストンは鍛造の89mm。

 

 

 

バルブのシートカットと研磨とポートの清掃。

掃除はして損するところはありません。

 

 

 

やや緩めのエキゾーストバルブガイドも交換します。

これ・・・気付くのが少し遅くて時間がかかってしまいました。

すいません・・・。

 

 

カムシャフトはヨシムラのST1。

 

 

 

 

最後に新品のカムチェーンを取り付けます。

 

 

 

では慣らし運転頑張ってください。

 

 

 

SR400 SR500 中古車情報

久々の中古車情報です。

今回もなかなか良い車両ばかりです。

 

3台あります。

 

SR400

ドラム型をベースにキャスト、ディスク公認。更にナローのサンバースト。

 

 

SR500

特筆すべきは走行距離です。なかなかお目にかかれません。

 

 

SR400

以前紹介したモデルです。いい人に巡り合えますように。

 

 

 

詳細はこちらからお願い致します。

中古車販売

 

 

 

SRのつくりかた vol.14 (完)

「SRのつくりかた」と題したこの企画。

カスタムオーダーとしてSRの製作をしておりますが一体どのように製作しているのか一例を紹介したいと思います。

 

最終回となります。

目指したのは「SRらしさ」 ”Less is More”

 

 

 

主役の一つ「初期型キャストホイール」

2モデルのみ採用の当時不人気ホイール。

40年経って輝く時がきました。

 

 

 

それではありがとうございました。

 

 

1 57 58 59 60 61 423