SR400から522へスープアップとOH 其1

 

 

今回のエンジンのチューンとオーバーホールはノーマル400から522のボア、ストロークアップを行います。

 

純正のブラックエンジンですので今回塗装はしません。

清掃を終えた写真の状態から始まります。

 

 

いつも通りですがネジ穴の清掃をします。

ネジロック剤が多いものや全くないものもあります。

個体差や年式によって違うようです。

これらを清掃して取り除いていきます。

 

 

 

ベアリングを圧入します。

クリップ付きのベアリングなどもありますので圧入具合が難しいです。

適当に圧入はできません。

ベアリングの動きを見るために一度グリスを清掃して取り付け、動きを確認してからグリスを注入しなおしています。

 

 

 

ミッションの見た目はとても綺麗です。

しかし見た目で何度か裏切られていますので、1速ギアを外してシャフトの確認をします。

このシャフトは見た目も中身も美しいようです。

 

 

 

いくつかクリップを外します。

再利用不可ですので必ず新品に交換しましょう。

もしかしたら再利用しても大丈夫かもしれません。

再利用して1%の確率で外れた時の修理代が10万円。

新品のクリップが1つ100円。外れる可能性は0%。

リスク計算が好きな人なら簡単だと思います。行動は明らかです。

ちなみに私は計算して行動するのは嫌いです。

 

 

状態はとてもいいと思います。

 

 

芯出しした新品のクランクを取り付けます。

 

 

ミッションの取り付け。

 

 

ここから腰上です。

組む前に気になる腐食したパーツを・・・。

 

 

ウェットブラストします。

 

 

ほとんど見えないんですけど気持ちがいいです。

 

 

今回はこの辺で。

続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 エンジンのオーバーホール 其2

 

SR400 エンジンのオーバーホール 其1

続きです。

 

シリンダーの準備。

スリーブは新たに製作。

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上部面研。

圧縮云々の為ではありません。

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超音波洗浄。

ブクブクっと・・・。

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スリーブを製作した理由は、純正ピストンを使用するからです。

400純正ピストン。

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シリンダーヘッドは、シートカットなどのメニューでポートも綺麗にします。

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バルブは少し研磨。

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ロッカーアームや、カムシャフトの組み付け。

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アクセントになるようにカバー類はミラーコート仕上げです。

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できました。

マフラーもセラコート仕上げ。

キャブレターはヨシムラFCR。

慣らし頑張ってください。

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SR400 エンジンのオーバーホール 其1

 

 

今回のエンジンオーバーホールはSR400です。

スープアップはせずに耐久性重視で組み立てます。

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部品の状態を知るために計測しながら洗浄します。

大体は同じようなところが摩耗するのですが、いつもと違う場合はすぐに気付くことができます。

対策もしやすいです。

エンジンは全て塗り替えますので通常の洗浄方法とは異なります。

油分が残ると特にブラストのメディアが残留しやすいために脱脂も念入りに行います。

完成までに超音波を入れると5回洗浄することになります。

 

今回はデモ車でもある、SR428トラッカーのエンジンの外観にしたいということですのでクランクケースのパウダーコートからスタートします。

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カバーはミラータイプのパウダーコート。

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クランクケースにベアリングを圧入します。

ネジ穴は全て掃除し均等なトルクで締めることができるようにします。

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芯出ししたクランクインです。

ミッション、シフトフォーク、ドラムも同時に組み付けます。

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コンロッドの動きを念入りにチェックします。

この感覚に今までズレを感じたことはないですが、もし感じた場合ケースの左右が違うなどの原因があるのでしょうか・・・。

クランクケースは左右一対で1つの部品です。

電気ペンで刻まれた文字などで判断できる場合もありますが難しい場合もあると思います。

世の中にはたくさんあると思うんです。破損した片側のクランクケースを直すために左右違ったエンジンが。

左右違っていても壊れることはないでしょうから、これもまた難しいです。

このように計測だけではなく感覚の経験で良し悪しを判断する場合もあります。

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腰下が組みあがりました。

今回はここまでです。

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