SR400からSR510スープアップとOH 其2

 

SR400からSR510スープアップとOH 其1 続きです

 

 

シャフト、ギアなど一部を新品に交換し、ミッションのOHを完了させます。

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ベアリングを圧入し、ネジ穴の掃除。

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クランクは芯出しした500の純正新品です。

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ベアリングは一度グリスを除いてありますのでオイルシールを入れる前に注しなおします。

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ライナーは前記事の通りで作り直しです。

超音波で清掃後、組み付けます。

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ピストンはワイセコの88mm。

十分なスリーブ厚を確保できます。

WPC、DLC、モリショット複合処理。

これらも組み付け前に超音波洗浄します。

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バルブシートカット、ガイドの入れ替え、バルブは新品です。

ポート加工。

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ST1カムを装着。

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ST1のノーマル比較のプロファイルにつきましては過去に書いたことがあります。

 

SR500からSR534 ハイカムチューン 其3

 

カムチェーンなども新品に交換し、作業も終盤です。

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カバー類は質感を変えツブツブブラックのパウダーコート。

それでは慣らし頑張ってください。

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XT600 エンジン腰上のOHと塗装 其2

 

XT600 エンジン腰上のOHと塗装 其1続きです。

 

ピストン周りの部品、カムシャフトやロッカーアームなど、純正ですがWPC、モリブデンショット、DLC、タフラット、と部品によって最適な処理を行います。

この最適な処理というのは私の考えであり、一般的なものではありません。

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ピストンは95.5mmのピストンから同サイズのピストンに交換しました。

スリーブは新品で製作しました。

ここで問題となったのはスリーブの元穴の歪みです。

元穴が歪んでいてもスリーブは圧入できます。そこでボーリングして内径を仕上げれば歪みはわかりません。

しかし長く使用するにはどうでしょうか。疑問を残してエンジンのOHはできません。

元穴を100分の5ミリ拡大し、それに合わせてスリーブを製作、純正よりもほんの少しきつく圧入します。

更に上面の歪みがあったため面研を行います。

完成したシリンダーは組むと見えなくなるのが惜しいです。

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WPC処理された部品の残留メディア、シリンダーの鉄粉、油などを取り除くために超音波洗浄します。

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手では掃除できない部分から色々なものが出てきます。

スイッチを入れた瞬間はいつも釘付けです。

機会があれば覗いてみてください。

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やっとピストンが取り付けできます。

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の前にネジ穴を掃除します。

M6の低トルクなボルトが多い場合は特に重要な作業です。

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使い込まれたシリンダーヘッド。

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バルブシートカット、すり合わせを行います。

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いいですね、4バルブ。

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何か書くことなくなってしまいましたが完成しました・・・。

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ちなみにエンジンオイルはここから入れます。

SRX系のエンジンは面白いです。

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エンジンは終わりですがまだもう少し続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400エンジンのフルOH 其2

SR400エンジンのフルOH 其1 続きです。

洗浄を済ませていよいよ組んでいきます。

クランクはシャフト部が少し痩せていたので中古の良品と交換します。

400のクランクですが芯出しをおこない最善の方法で組み立てます。

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ミッションは一部のギア、シフトフォークを交換しました。

SRは比較的強いようですが使用方法によっては著しく摩耗する場合もあり注意が必要です。

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シリンダーはスリーブを製作。

必要に応じて面研をおこないます。

冷却後は寸法が変化しますので何回も繰り返しチェックし仕上げていきます。

部品を新品に交換することがOHではなくて、最善の組み方をすることがOHの定義です。

すいません、この定義は一般ではなく私の定義です。

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純正部品を、DLC,WPC,TAFFLAT処理。

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WPCは残留メディアがあります。

シリンダーと一緒に超音波洗浄して取り除きます。

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ピストンの組み付け。

スタッドボルトも取り付けます。

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痩せたバルブは交換します。

シートカットをおこない当たり幅も規定値以内に仕上げます。

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ガイドも交換します。

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カムチェーン、スプロケットも全て新品に交換します。

テンショナーやガイドも交換しましたので、カムチェーン周りは全て新品になりました。

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キックインジケーターのカバーを新品に交換します。

窓からオイルが漏れてきますので定期的に交換が必要です。

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ヘッドが組みあがりました。

車体に載せた後、クラッチを組み立てます。

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いつもならここで作業は終わりですが今回は少し続きます。

ノーマルのフライホイールを軽量化します。

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痩せすぎは禁物です。

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160g軽量化。

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慣らし中ですので回すことはできませんが、試乗した感じでは軽く回る感じがありました。

軽くしすぎると乗りにくいのですがこれくらいならレスポンスがよくなったと勘違いできるくらいではないでしょうか。

 

それでは今回のOHはこれで終了です。

慣らし頑張ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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