SR500から534へスープアップとOH 其1 続きです
えーとですね、いつも通り腰下から腰上と写真を撮りながら作業を進めてきたわけですが、最後の最後にSDカードが破損・・・。
データが全て無くなりました・・・。
面白いエンジンだったのに残念です。
申し訳ございません。
というわけで遺物を。
これはミッションのドライブシャフトと1速ギアです。
シャフトの少し色が変わった部分ですが焼き付いています。
普通であればサークリップを外すと、手でスッと1速が抜けるのですが抜けません。
5トンプレスでも抜けずに15トンプレスで抜きました。
オイルの穴もふさがっています。
しかし回転はするのでガタガタのまま動いていたようです。
つまり焼き付いていてもミッションを分解しないと気付かない時もあるわけです。
反対側(スプロケ側)スプライン。
スプロケットが空転するのが時間の問題な状態です。
こういったことを見逃して組んだ場合、OHの定義から外れることになります。
今回ピストンはコスワース90mm。
クリアランスが異常な広さの13.5。
冷間時が心配なピストンです。
朝が弱い低血圧ピストンとでも申しましょうか。
カタログスペックは圧縮比11.5:1。
実際に測りました、写真も撮りましたが前述の通りです。
バルブのシートカットもしましたので燃焼室容積から計測。
ピストン凸部体積は・・・でました歴代1位23.5cc。
カタログスペックもまんざら嘘ではないようです。
付属のガスケットを使用すると11.0:1でした。
純正のガスケットで計算すると11.6:1でした。
これはなかなかのハイコンプです。
スキッシュの関係もあり今回は付属のガスケットを使用することにしました。
ピストン、リング、カム、ロッカーアームはDLCとWPC処理。
おまかせコースです。
さて・・・・言葉だけのOHが終了しました。
何か言葉だけっていうのも表現が悪いですね。
嘘をついているみたいで。
嘘はついておりません。
空想のOH、スープアップならチタン中空バルブに、ベリ銅ガイドまでしちゃいます。
とてもきれいになりました。
慣らし頑張ってください。
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