タンクペイントの前に

タンクペイントの依頼で多いのが初期型タンク

1978年から1983年までの純正で「ナロータンク」とか呼ばれていますね

 

オークションなどで購入されたタンクをペイント依頼される方が多いです

DSC05261

 

 

 

錆の状態をチェックしてほしいという方が多いです

必要に応じて錆取りや溶接、コーティングも行います

漏れのチェックもできます

加温しますのでどんな小さな穴でも見逃さずにチェックできます

上のタンクは1983年(紺)と珍しい輸出用のタンク(赤)です

見た目は綺麗な輸出用タンクに漏れがありましたので剥離をして細部を確認します

 

 

凹部は塗装が元々薄いためほとんどのタンクが錆びています

ここはガソリンが溜まることがないので見た目の錆は酷くても漏れることはほとんどないでしょう

DSC05272

 

 

問題はコック側(サイドスタンドで傾いたときにガソリンが溜まる左側)の底面です

DSC05273

 

 

 

ここも重要なところです

DSC05276

 

 

ブラストで錆を落とします

DSC05279

 

 

 

もう一回加温チェックします

DSC05280

 

 

 

タンクの取り付けステーの隙間から漏れてきました

一番直しにくい箇所です・・・

DSC05282

 

 

 

ナロータンクには2種類あります

前期ナローと後期ナロー

前期はこのステー部が非常に弱いです

ナロータンクを愛用している皆さん、調べてみましょう

見分けは・・・

DSC05285

 

 

タンク本体とステーが表で溶接されていたら後期ナローです

前期は溶接されていません

 

 

とは言っても後期だから安心できるわけではありませんので・・・・

 

 

ステーを取り、溶接で補修します

DSC05283

DSC05284

 

 

最後にもう一度チェック、これでもう大丈夫でしょう

DSC05286

 

 

 

XSは48箇所の穴を埋めました→この時

この経験が生かせて嬉しいです

今も漏れずにいい状態を保っています

IMG_9745

IMG_0158

1 16 17 18 19 20 47