続きです。
SR522スープアップとOH 其1
今回使用するピストンはワイセコの89mm。
WPCやDLC処理を済ませて組みつけます。
カムシャフトはヨシムラST-1
OH前に組まれていたメガサイクルカム。
このカムシャフト、リフト量は一般的なハイカム程度ですがデュレーションが300°近くあります。
コスワースのハイコンプピストンに作用角の広いカム。
しっかりと組むには時間がかかりそうなメニューです。
今回は10:1のワイセコピストンにST-1カムですから、チューンとしては控えめになりました。
シリンダーなどを超音波で洗浄し、組んでいきます。
ボアが小さくなりますのでスリーブを製作。
細かい部品はウェットブラストです。
シリンダーヘッド。
イン側に残るデトネーションの跡。
圧縮が高すぎたのか・・・セッティングでどうにかなったのか、点火でどうにかなったのか私にはわかりません。
コスワースのピストンに合わせて少し燃焼室加工がされていますが、以前私がコスワースのピストンを組んだ時も同じような加工をしてあります。
SR500から534へスープアップとOH 其2
このようなシリンダーヘッドを目の当たりにすると、このエンジンも内部で悲鳴を上げていないか気になります。
最近ウオタニで点火を調整し、シャシダイチェックしました。
夏季など特に注意深くチェックしていきたいと思います。
デトネーションの痕跡を消すために面研します。
圧縮が上がりますのでギリギリでやめたいところです。
21/100削りました。
少し上がった圧縮はガスケットで調整します。
バルブのシートカットとポート清掃。
真鍮のテンショナーカバー。
偶然ですがセラコートの色とほぼ同じです。
出来上がりました。
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