SR522 エンジンのOHと塗装 其2

 

 

続きです。

SR522 エンジンのOHと塗装 其1

 

500の純正クランクシャフトは新品を使用します。

前回の記事で書いたミッションと一緒にケースに組み込みます。

 

 

 

使用するピストンはヨシムラ鍛造88mm。

これは元々使用されていたピストンで、再利用します。

スリーブは使用できませんので、入れ替えてボーリングします。

ピストン寸法が今までのヨシムラのピストンと比べてわずかに小さいので、それに合わせてボーリングします。

 

 

再利用といってもそのまま組み込まず清掃します。

 

 

シリンダーは最低限の上面研磨。

 

 

 

シリンダーの取り付け。

M6の六角ボルトが3本ありますが、最近これを締める工具を買い換えました。

正確にトルクを伝えることができるロングのヘキサゴンソケットが必要です。

以前は違うものを使用していましたが今回はマックツールにしました。

いい感じです。

 

 

バルブ研磨、シートカット。

 

 

 

 

最後にヘッドカバーの取り付け、と一気に組みたいですが・・・。

タコメーターケーブルを取り付ける箇所の固定ボルトのガスケットがありません。

このボルトは低トルクですので、すぐにナメてしまいます。

少しでも奥までボルトを回せるようにガスケットを抜いてあるようです。

今回はたまたま紹介しましたが、こういうことはよくあることで、いちいち突っ込みません。

今は大丈夫そうですが、この場所は後にトラブルが起きた時に直しにくいので、今直します。

 

元の写真を忘れました。

これが修正した状態です。

 

 

出来上がりました。

 

 

 

 

後はクランクケースカバーを加工して、始動して試乗して終わりです。

 

 

 

見える部分は一見純正ですが、セラコートのマグネシウムというカラーで仕上げました。

 

 

 

おしまいです。

慣らし頑張って下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 外装のペイント

 

SR400カスタムペイント、シルバーのサンバーストです。

シルバーのエンブレムを取り付けました。

 

 

モトコ製シングルシート、純正のサイドカバーも同じくシルバーサンバーストです。

 

 

車体がありませんので、イメージだけ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR522 エンジンのOHと塗装 其1

 

今回は既にチューンされたエンジンのOHです。

チューンされているということで、いつもと見るところが変わってきます。

腰下に不安があるということですので、しっかりとOHしたいと思います。

ついでになりますが塗装もします。

 

 

 

まず、当たり前ですが分解。

計測しながら、交換部品、修正するところなどを決めていきます。

 

 

塗装をしますので、洗浄、ブラストを念入りに行います。

この時に、面出し、ネジ穴の清掃も同時に行います。

 

 

ブローだけでは取り切れない色々なものが出てきます。

 

 

いつものようにミッションの点検もしますが、ギア抜けするということで、いくつかのギアとフォークを交換します。

古い年式ですといくつかのギアが生産中止になっています。

ここで歯数が同じだからといって適当に新しい年式のギアに交換するとトラブルになります。

組み合わせがわかっていると年式違いでも組むことができます。

 

 

ミッションの部品は高額ですが、先のことも考えて気になる部品は全て交換します。

これらの部品は、いずれ無くなります。

 

 

 

セラコートが終わったクランクケースはこのようになりました。

 

 

続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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