SR400SP レストア【キャストホイール】

今回は初期型SR400SP用のホイールの再生作業を紹介したいと思います。

SR用キャストホイールのほとんどは1979年モデルのものになります。

45年ほど前の部品です。

 

 

 

古いタイヤとスプロケットを分解するところから作業開始です。

フロントのタイヤはGPではないTT100、リアはプロファイヤーです。

40年ほど前のタイヤですのであまり使用されていないホイールだとわかります。

 

 

錆が多いので下地処理をしっかりと、綺麗になってもらいたいと思います。

 

 

 

古い塗装と錆をドライブラストで落とします。

 

 

ドライブラストでは粗すぎる箇所をウエットブラストで仕上げます。

レストアは同じ部品であっても作業内容は毎回変わります。

ボルト穴は普通ブラストメディアを当てることはありませんが、ボルト穴に錆が多い場合はブラスト処理をします。

スチールでできているドラム部なども同じです。

 

 

塗らない部分を研磨します。

旋盤にセットできれば作業がはかどるのですが残念ながら大きすぎてセットできません。

大きい旋盤欲しいですがデメリットの方が多いので今のところ購入予定はありません・・・。

 

 

 

パウダーコートで仕上げました。

 

 

いい感じに綺麗にすることができました。

 

 

初期型のキャストホイールは普通のキャストホイールと比べて作業の難易度は高いです。

綺麗になったときは仕事を越える嬉しさがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 フロント周りの整備

今回はSR400のフロント周りの整備を紹介します。

ドラム型のSR400です。

 

ステムベアリングの交換、ブレーキのOH、フォークのOHと配線を少し綺麗にします。

 

 

 

 

写真では綺麗に見えます。

 

 

 

アウターは内部を洗浄台で綺麗にします。

 

 

オイルシールの圧入部はよく錆びます。

このままだと綺麗にシールが入りませんのでウエットブラストで錆を落とします。

クリップの溝も綺麗にします。

 

 

振れを確認します。

20/100以上振れていたら修正します。

 

 

ステムから錆を貰いますのでインナーは軽くバフ研磨します。

 

 

 

シールの圧入工具はSR専用で製作してあります。

ジュラコン製。作業がとても楽です。

 

 

ドラムブレーキのカムもよく錆びます。

これはまだマシです。

錆をしっかり落としておかないとグリスが切れた時に固着しますのでこれもウエットブラストで処理しました。

 

 

 

ステムもOHしたのでいい状態になりました。

ありがとうございました。

 

明けましておめでとうございます

 

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

経験したことはより深く、新しい挑戦もしたいと考えています。

今までのお客様、これからのお客様に満足いただけるように頑張りたいと思います。