SR400 メーターパネルの製作と取り付け

今回紹介するのは社外メーターの取り付けとメーターパネルの製作になります。

 

 

タコメーターはスタック、スピードメーターはモトガジェットです。

厚みのあるスピードメーターはメインキーの干渉を避けるため2階建てにし取り付けました。

他車種のトップブリッジ、ハンドルロック可能なイモビライザー付きのメインキーの位置、車検に必要なインジケーターランプ類の製作など、シンプルな外観に仕上げようとするほどに時間がかかります。

 

 

 

メーター表示もとてもシンプルで見やすいです。

 

 

 

純正左スイッチのパッシングボタンをスピードメータの切り替えに使用しました。

メーターパネルにプッシュボタンを取り付けしなくてもいいというメリットと走行中であってもハンドルから手を離すことなく切り替えができます。

私も自分のバイクによく使用する細工ですが高速走行中に何キロ走ったかすぐに確認できますのでとても便利です。

しかもモトガジェットは自動で速度表示パネルに戻ります。

 

 

インジケーターランプは高輝度で少し眩しいですが昼間でもはっきりと確認できます。

ウインカーの消し忘れも恐らくないと思います。

 

 

 

そういえば左下の方にある小さな穴はETCランプになります。

これもパネルの下に仕込みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

インスタグラムはこちらから。

フォローお待ちしております。

instagram1

 

SR500 エンジンOHの苦労

エンジンOHの記事はよく書きますが今回は目立たない地味な作業を紹介したいと思います。

地味ですが技術的に難しく経験や閃きがないとできない作業です。

こういった作業は誰からも教わることはありませんので・・・。

またこれができないとOHとは言えないような気がします。

 

 

紹介するのはスタッドボルトとノックピンの取り外し作業です。

SRのエンジンにはシリンダーに7本、ヘッドに2本、ケースに4本のスタッドボルトがあります。

ほとんどは専用のプーラーで外すことができますが中には手強い奴もいるのです。

今回はケースのスタッドボルト(M10P1.25)とノックピンを見てもらいましょう。

 

 

 

46年経過しています。

今までの経験上、簡単に外すことができないことがわかります。

ケースのスタッドはここまで錆びないからです。(シリンダーはよくあります。)

 

 

これを外すにはまずケース側を温めます。

温めるというと優しい感じがしますが実際は炙ります。

温まることによってケース側(メス側)ピッチが拡がります。

そこでハンマーでスタッドボルトを叩いてピッチの固着を剥がします。

その後、スタッドにナットを溶接しインパクトレンチで緩めます。

 

 

 

少し動くことを確認したらハンドツールで緩みのかたさを確認します。

固着が酷いとケースのアルミが持っていかれることがあります。

その場合はまた作業方法が変わりますのでインパクトだけで緩めることはできないのです。

 

一番下まで錆が回っていましたがきれいに外すことができました。

 

 

次はノックピンです。

プライヤーでつかんで外そうとすると変形して円筒状ではなくなるためもっと外せなくなります。

ノックピンは軟らかいので固着している場合、外すことは難しいです。

 

 

今回はM8のボルトを溶接しインパクトで回して油を入れながら外しました。

 

 

ネジ穴とノックピンが滑らかに入るようにピン穴を清掃し完了となります。

色々な外し方がありますが一例を紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インスタグラムはこちらから。

フォローお待ちしております。

instagram1

SR500 FCRキャブレター改、ヒーターの取り付け【の続き】

昨年にこんな記事を書きました。

SR500 FCRキャブレター改、ヒーターの取り付け

これはキャブレター(FCR)にキャブヒーターを取り付けした内容の記事になります。

寒い時期に約2カ月乗った感想というか報告をしたいと思います。

 

雨の日も余程でないかぎり乗っています。

キャブレター以外にも色々とテストをしています。

 

 

 

結果から言うと上出来で、寒い時の始動性や走行も非常にスムーズです。

ヒーターをしっかりと作動させると(といっても待つだけですが)加速ポンプ無しでもエンジン始動は一発です。

改良するなら取り付け位置をドレン付近ではなく、パイロットスクリュー付近がベストだと思います。

しかし今のままでも十分ですのでとりあえずこのままにしようと思います。

 

これを考えたのには理由があって、家の前で暖機運転ができる環境ではないということが一番にあります。

始動してすぐに低回転で発進するにはこれがないと不可能です。

 

そういえばここ2日ほど帰宅時は外気温が10℃を越えていたのですがヒーターは作動していませんでした。

文句なしです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インスタグラムはこちらから。

フォローお待ちしております。

instagram1

1 2 3 4