SR500 エンジンのOHと塗装

 

 

最終型SR500。

 

 

 

距離が非常に少ない車両ですが、年数が経っていますので腰上のOHをしたいと思います。

シール類やガスケットを交換したいという理由がありますが、他にもあります。

それは・・・。

 

 

 

腐食です。

 

 

 

SRは年式によってエンジンの塗装方法が違います。

ドラム最終型の特徴は

シリンダーヘッドカバー 【アルミ地】

シリンダーヘッド 【シルバー】

シリンダー 【アルミ地】

タペットカバー、カムチェーンテンショナーカバー、キックインジケーターカバー 【アルミ地+クリア】

となっています。

今回はこれを再現します。

 

 

シリンダーはウエットブラスト仕上げ。

 

 

 

シリンダーヘッドはガンコート仕上げ。

 

 

組み立てます。

 

 

 

シリンダーヘッド、シリンダー、カムチェーンテンショナーカバー。

材質は同じでもそれぞれ色が違います。

これが正解です。

 

 

 

 

このように仕上がりました。

美しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1978 SR500 フルレストア日記 vol.1

今回から【1978 SR500 フルレストア日記】と題して新連載をスタートします。

上手く時間を使って合間に作業をするつもりですので少し時間がかかるかもしれません。

最後までよろしくお願いします。

 

まずベース車の紹介から。

1978年のSR500と言えば・・・。

 

 

今回レストアするのはこのモデルではありません。

これです。

日本生まれアメリカ育ち【アメリカ輸出仕様SR500】。

日本語は通じませんのでしっかりと教育して、完成するころには日本で生活できるようにしたいと思います。

 

 

ほとんどが日本のモデルと同じですが一番の特徴はリアブレーキがディスクであること。

 

 

 

エンジンのコンプレッションはゼロ。

ブレーキはカチカチ。

相当長い間放置されていたようです。

日本と気候が違いますので外観ではどれくらい放置されていたかわかりません。

まず分解して状態を把握しレストアを開始したいと思います。

 

 

フレームは日本の1978年モデルにリアディスクに対応するための加工が追加されたという形状でしょうか・・・。

これがオリジナルでないとレストアすることが難しくなります。

この車体は綺麗にオリジナルの形状を保っておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR500 エンジンのOH

今回の作業はSR500のエンジンOHです。

ドラム型のSRです。年数も経っていますのでしっかりとOHしたいと思います。

 

 

写真はクランクシャフトのOHから始まります。

 

 

芯出ししたクランクシャフト。

 

 

空にしたクランクケースです。

 

 

 

状態をチェックして清掃後、ベアリング類を取り付けていきます。

 

 

 

クランクシャフト、ミッションの組み付け。

この年代のSRによくある摩耗も少なくまだまだ使用できます。

フォーク部に摩耗がありましたので一部を交換しました。

 

 

 

 

純正ピストンに合わせてスリーブの製作、上面研磨。

 

 

 

ピストンは純正を使用します。

 

 

 

これらをまとめて超音波で洗浄します。

 

 

 

新品のスタッドボルト、ノックピン、チェーンガイド。

飽きるほどエンジンは組んでいると思うのですが、なかなか飽きません。

 

 

 

 

 

カムシャフト、ロッカーアームはストックを使用します。

カムチェーンは新品に交換。

 

 

最後にすり減ったタペットを交換して調整して終わりです。

 

 

 

 

腰下の残りを忘れていました。

丁寧にエア抜きをして始動します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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