パウダーコート
パウダーコートは粉体塗装とも呼ばれる通りで、粉状の塗料(固形)を静電気を使い塗装するものに密着させます。
静電気を帯びていますので塗装するものから塗料が離れることはありません。(手で触ると簡単に取ることができます。)専用の道具を使用し、すべてが覆われるように塗っていきます。
その後、その塗料に合った決まった温度で焼き付けます。母材によって到達温度の時間は様々です。焼き付ける時間が決まっていますので時間を調整しながら作業をします。
焼き付けることによって、均一な塗膜厚、高品質、高密着など様々な点で優れています。
イメージですが、チーズをのせて加熱すると全体に溶けて広がります。厚みがあり、その厚みは均一です。加熱前の状態では逆さまにすると落ちてしまいますが、溶けることにより密着します。更に曲げても(トースト上のチーズを想像してください。)割れずに伸びていきます。大体ですがこのような感じです。
代表的なのはサスペンションのスプリングです。伸び縮みしても塗料が割れることがありません。
しかし、一定温度以上の熱、薬品に弱い性質が有ります。
例えばマフラーにパウダーコートをした場合、熱でもう一度溶けてしまいますので塗ることはできません。
ガソリンなど溶剤がかかった場合、しばらくすると艶がなくなってきます。更に溶剤をかけ続けると完全に溶けてしまいます。
このような性質がありますのでこれらに強いセラコートやガンコートを併用することをおすすめします。
オイル交換時にエンジンカバーをパウダーコートしたりフロントフォークOH時にアウターチューブをパウダーコートしたりと、整備と同時にすることにより工賃も時間も省略できるのでお勧めです。
遠方の方でも送って頂ければ作業は可能です。
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パウダーコート ペイントギャラリー