SR400(SR522)スクランブラー製作記 1
フレームは初期型(1983年式)を使用。
古い塗装を全剥離、錆もブラストで丁寧に落としてから艶のあるブラックでパウダーコート。
エンジンは腰上が同じく初期型、クランクケースとジェネレーターはドラムの後期型(1998年式)を使用。
エンジンはヨシムラのピストンと500クランクで522cc。
圧縮比が10:1となるピストンですが、少し加工し9.5:1に変更しました。
外観はブラックの部分はセラコート、アルミ地の部分はバフ研磨後パウダーコートのクリヤで仕上げてあります。
キャブレターは初期型(SR400)を使用。
特徴的なマフラーは薄肉ステンレスパイプを使用し手曲げで製作。
サイレンサー本体も製作、サイレンサーエンドはテーパーに削り出した真鍮を取り付けました。
用途にあわせてインナーバッフルが装着できるようにテーパーエンドを加工してあります。
フロントホイールは19インチ。
センター部はパウダーコートでブラック、サイドはアルミの素地を残したタカサゴ製H型リムです。
パウダーコートした初期型のハブを使用しステンレススポークをワンオフで製作しました。
ディスクローターはサンスター製、ブレーキキャリパーは80-90年代のヤマハ純正品(スミトモ4P)を流用。
OHし、セラコートでブラックに焼き付けました。
リヤホイールは18インチ。
アクロン製H型リムを使用。
パウダーコートしたハブはTDR250用を流用。
それに合わせてステンレススポークをワンオフで製作。
リヤディスクはサンスター製。
ブレーキキャリパーは当時のヤマハ純正品をOHし流用(スミトモ2P)。
ワンオフのサポートとトルクロッドで純正のスイングアームに取り付けてあります。
タンクはアルミロングタンクをサックスブルーでペイント。
ラインなどは入れずロゴをペイントで入れました。
シートはタンクに合わせてワンオフで製作。
厚く硬めのウレタンを使用し本革を張りました。
フレームを飛び石から守るために全体を覆うようなガードをステンレスで製作しました。