XS2 (XS650E) レストア記 4
【フューエルコック】
何かとトラブルの多いフューエルコック
しかもこの年代は2つのものも多くトラブル2倍です
直せるか見るためにとりあえず分解します
アッセンはもう出ませんがパッキンは新品がありますので直します
RESの真鍮パイプが1つは折れて詰まっており、もう1つは完全に腐っていました
取り除きます
光沢ブラスト、パウダーコート、ガンコート盛り合わせで見違えるように復活します
RESパイプはアルミで作ってみました
完成
【ステップ】
綺麗になってくると汚い部分が目立ちます
ステップはとりあえずいいかな・・と思っていましたが
ガンコート、パウダーコートで仕上げます
ステップのゴムは純正ではないので戻します
【メインハーネス】
これも直すつもりはなかったのですがどうやら一度燃えているようです
確認すべくバラバラにします
なんとか直しましたがこれは乗っていく上で交換を考えないとダメですね・・・
【スタッドの交換】
エキパイのスタッドボルト
スプリングワッシャーが何枚も重ねてありトルクがかけれない状態(なめているとも言う・・・)になっており最初から気になっていました
下準備に時間をかけ交換します
嬉しいのはサイズがM10でSRのシリンダースタッドと同じなので折れる心配がないことです
カッパーより強いニッケルのグリスでかじらないように取り付けます
外したマフラーは福中が一生懸命磨いてくれています
エンジンはかかりましたのでOHせずに簡単な整備だけでとりあえず乗ることにします
乗ってみてダメだったら冬にでもOHしましょうか・・・
フィルターやストレーナーを交換します
ドレンはM30です汎用ワッシャーがない・・・
消耗品は高いですが出るだけマシですか・・・
新品で出ない錆びたボルトナットは全てガンコート
そして最後の仕上げです
今回エンジン内部とフレームは手を入れていません
フレームのパウダーコートはまた乗らない時期にでも
エンジンのOHはトラブルが起きたときに考えます
その時はまた追記します
お客様にいっぱい褒めてもらって頑張って作業した甲斐がありました
外注はシートのスポンジを少し足してもらっただけ、あとは全部自分で頑張りました
福中にもいっぱい磨いてもらいました
このバイクには愛情しかありません
お客様のバイクも同じような気持ちで作業したいという気持ちを思い出させてくれたこのXSを大切に乗っていきたいと思います