XS2 (XS650E) レストア記 2
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【フロントホイール】
なかなかの腐食っぷりです
モノがあるだけマシと考えたほうがいいでしょう
タイヤは製造年1979年(たぶん・・・)のコンチネンタル
なんと・・・ひび割れていません
しかも少し柔らかい
けどさすがに使う勇気はありません
チェンジャーでタイヤを外した後、ハブを取り出しますがニップルが全て固着していましたので切断
ハブは・・・
光沢ブラストで仕上げます
新品のスポークで組み上げます
ディスクローターはボルトでインナーとアウターに分かれます
このローターは絶対流用できません
なぜなら・・・ハブにボルトで固定しないからです
腐食が進んでいますので・・・
パウダーコートです
インナーにベアリングが2つ付きます
この造りは・・・・正直ダメですね・・・
でもそう言えるのは今のバイクを知っているからです
当時は画期的だったはずです
組み立てて完成
【外装ペイントと修正】
タンクは良い状態ではありません
状態を把握する為に剥離します
底は穴だらけです
厳しいですが挑戦することにします
綺麗に埋めるにはバックシールドが重要です
漏れチェックは水を満タンにして加温し体積膨張で確認します
何回か繰り返しようやく止まりました
36箇所です
錆取りをします
数日漬け込み洗浄、もう一度漏れをチェックすると
12箇所増えました・・・・
合計48箇所です
ここまで酷いタンクが実際使用してどこまでの耐久性があるのか。
自分自身で検証したいと思います
コーティングをします
この年代のバイクはサイドカバーやヘッドライトケースなどスチール製が多いです
錆に悩まされますが割れても修復できる事や下地に手間をかけると見違えるように再生できます
下地の塗装
デザインはしっかり記録しておきます
有名なXS1のグリーン、1Bのグリーンとゴールド
そしてXS2(XS650E)になってオレンジとレッド・・・
この車両はオレンジですが他にイエロー、ブラック、レッドのラインが入ります
目を引くのがイエローのラインでこの配色でXS2が好きになりました
今までイエローのラインなんて引いたことありません
オレンジの調色
こんな感じですか・・・
純正はテープです
色が抜け劣化して剥がれていきます
他はオレンジ1色です